今日ホームラン打ったぞー!!
すごーい!!
パパーおにいちゃんのホームラン見たいみたい!
パパそういえば撮影できたの?
撮影してって簡単に言われるけど、設定とか共有とかめちゃくちゃ難しい。どうやって撮影するのが一番いいんだろ?
野球の試合でせっかくのお子さんの活躍の動画を撮ろうとしたけどうまく撮れていなかった、どうやって撮るのが一番いいんだろう、など考えたことはありませんか?
どのチームにも撮影を担当している方がいるのではないかと思います。
撮影は簡単に見えてかなり奥が深いですし、失敗してしまった時は本当に心が締め付けられるような気分になります。
私は息子の代の撮影係を約1年半担当をしてきて、様々な失敗を繰り返し、現在最善の撮影方法を確立しました。
この記事では、少年野球の試合の撮影で失敗しない、最適な撮影方法をご紹介します。
この記事を読むと、今週末から使える撮影のノウハウが学べます。
■最適の撮影場所
①バックネット裏1台:全体を広角に映してチーム全員の動きをチェックできるカメラ
②ベンチ横手持ち動画1台:1アウト、1アウトずつ動画を区切って撮影するカメラ
③センター後方から1台(余裕あれば):投手の投球撮影を中心とするカメラ
■最適なカメラ
アクションカメラ
従来のビデオカメラ
スマートフォン
少年野球の試合を撮影する目的とは?
そもそも何故少年野球の試合を撮影するのでしょうか?
それには色々な目的があると思いますが、主には下記の3つに分類されると思います。
子供の活躍を保存したい
この目的が一番と言っても過言ではないでしょう。私もその一人です。
やはり自分の子供が活躍した映像は何度でも見返したくなるものです。
特に子供の活躍に関しては、1打席1打席で区切られた動画が見やすく、友達や家族にも共有しやすいので、短い時間で区切って撮影するのがおすすめです。
息子が活躍したら何度でも見てしまいます
記録や成績をつけるため
特に公式戦などの記録は動画としてずっと残しておきたいという方も多いと思います。
スコアをつけるのにも後から見返して正しいスコアを記録したいという方も多いので、成績や記録をつけるために動画をとるという方も多いと思います。
その場合は、全体を俯瞰して見れるように撮影するのがおススメです。
スコアをつけててわからなくなることがありますが、動画があると後で修正できるので助かります。
見返して反省し、チームの練習メニューなどに活かすため
やはり今回の試合の何が悪かったのか?どこを修正すればより強くなるのか?試合を見直して反省しチームを強くするために動画を撮影するという目的の方も多いと思います。
こちらも全体を俯瞰するように撮影することで、全員の動きがわかりますので俯瞰的に撮影することがおすすめです。
また、バッテリーだけを中心に撮るなど、個別のポジションに焦点を当てて撮影するのも良いでしょう。
良かったプレイや悪かったプレイを見直して明日からまた練習だ!
少年野球の試合を撮影するカメラの種類
カメラについては、通常のビデオカメラで撮ると思っている方も多いかと思いますが、少年野球を撮影するのにおすすめのカメラは3種類あります。
それは、通常のビデオカメラ、アクションカメラ、スマートフォンです。
それぞれの特徴とおすすめの使用方法を記載します。
ビデオカメラ
こちらは多くの家庭でお持ちのお子さんの運動会や発表会などを撮影するための通常のビデオカメラです。
手にうまくハマるようになっていて、多くのビデオカメラがバリアングル式のモニターになっているため、機動力の高く汎用性の高いカメラです。
メリット
①ズーム性能が高い
大体のビデオカメラは光学ズームで10倍~25倍ぐらいの性能があるため、画質を劣化させずにズームすることに優れています。
そのため、例えば外野やスタンドなどの遠くから綺麗に撮るのに優れているカメラです。
②バッテリー容量が多いため長時間の連続撮影が可能
従来のビデオカメラは本体自体が大きいため、大容量のバッテリーが付属しています。モデルによっては付属のバッテリーとは別にさらに大容量のバッテリーがオプションとして存在するモデルもあります。
そのため、長時間の連続撮影が可能になるため、少年野球の試合を1試合分(約90分)以上を連続して撮影することが可能です。
デメリット
①画角が狭い
画角というのは撮影する範囲のことです。少年野球は特にホームからバックネットが近いため、1塁から3塁までを一辺に撮影するのは難しいです。
そのため、撮影する範囲を限定してバッテリーのみ、バッターのみにフォーカスして撮影する必要が出てきます。
②筐体が大きい
最近はかなり小さくなってきているとは思いますが、後述するカメラと比較すると筐体が大きく重いです。
そのため、撮影するには基本的に三脚が必要になります。三脚は足を広げる必要があるため、設置する場所が広いことが前提となります。
アクションカメラ
アクションカメラというのは、従来のビデオカメラと比べて軽くて広角に撮影できるカメラです。このジャンルのカメラで一番有名なものは『Gopro』と呼ばれているものです。
近年ユーチューバーなどが撮影に使用しており、需要が高まり格安なアクションカメラも多く販売しています。
野球の撮影に使用している方はまだ多くは見かけませんが非常におすすめのカメラです。
>>少年野球の撮影に最適なおすすめアクションカメラ【XTU MAX PRO】
メリット
①広角に撮影できる
アクションカメラの一番の特徴と言っても過言ではありません。
非常に広角に撮影できるため、ホームとバックネットの距離が近くても十分全体が画面に収まります。
そのため、試合の全体の様子を撮影するのに向いています。
②筐体が小さく設置が容易
手のひらに収まるほど筐体が小さいため、バックネットなどどんなものにも気軽に括り付けて撮影することが可能です。
少年野球の場合、小学校など野球場以外での試合も多いため、バックネットなどがない場所も多いです。そのような場合は、鉄棒や近くの木など様々なところに括り付けて撮影できます。
③ある程度の連続撮影も可能
従来のビデオカメラほど長くは撮影できませんが、スマートフォンに比べるとある程度の連続撮影も可能です。
少年野球の試合時間である90分程度であれば撮影可能(1080pであれば)のため、一試合通しての連続撮影ができます。
デメリット
①光学ズームができない
アクションカメラのズームは基本的にデジタルズーム(画質を落としてのズーム)になるため、撮影場所によっては被写体が遠すぎてしまう可能性があります。
その場合はある程度画質を落としてデジタルズームするか、ズームなしで被写体を小さくして撮影するほかありません。
アクションカメラを使った撮影しているチームはあまり見かけませんが非常におススメです!
スマートフォン
一番身近にあるカメラと言えばこのスマートフォンです。
もちろんスマートフォンも試合で大活躍できます。
メリット
①筐体が小さく、最も手軽に撮影できる。
ポケットに入ってすぐに取り出せる手軽さが魅力で、いつでもどこでも撮影できるのがメリットです。
いつのスマートフォンかによりますが、最近のスマートフォンは非常にカメラ性能も高いので、画質的にもメリットがあります。
②軽量かつ手振れ補正機能が充実しているため手持ちで撮影しても疲れにくい。
多くの最新スマートフォンは手振れ補正機能も充実しているため、手持ちでの撮影でもほとんどブレを感じません。
そのため、手持ち撮影でもものすごく綺麗に撮影できます。
打ったボールを追いかけるように撮影しても十分綺麗に撮影できるのがメリットです。
③広角からズームまで広い画角で撮影できる。
最近スマートフォンはカメラが複数付いているため、画質を落とさず広角からズームまで撮影できます。(複数のカメラが付属されている機種に限る)
そのため、カメラマンがどこにいたとしても適切な距離感で撮影できることがメリットです。
デメリット
①バッテリーが少ないため、連続撮影には向いていない。
前述したカメラに比べるとバッテリー容量が少なく長時間の連続撮影には向いていません。
Wifiやモバイルネットワークなど電池を食う機能をOffにしてカメラ専用にしたとしても心もとないバッテリー容量のため、連続撮影ではなく、短い動画を複数撮るような使い方が良いでしょう。
②熱に弱いため夏場で撮影していると強制的に撮影が止まることがある。
特に夏場の場合、短い動画を撮影していても筐体に熱が籠り、熱暴走してカメラが強制的に止まることがあります。
上記でも記載しましたが、冬ならともかく春~秋の暑い日は長時間の連続撮影はほぼ不可能だと考えた方が良いでしょう。
そのため、短い動画を複数撮影する方が良いでしょう。
熱に弱いので夏はみに扇風機をかけながら撮影しています。
カメラの設置場所
それでは、前述したカメラをどこに設置するのが良いのか解説していきたいと思います。
バックネット裏
1つめはバックネット裏です。
野球場にはバックネットは基本的にありますし、小学校の校庭などでもキャッチャーの後ろにはネットを設置しますのでそのネットを利用してカメラを設置できます。
ここからの撮影はアクションカメラで全体を撮影するのがおすすめです。
バックネット裏のカメラの設置方法①(ゴリラポッド使用)
バックネット裏は試合時、多くの人が観戦している可能性もあるため、なるべくコンパクトに設置する方が良いです。
アクションカメラは非常にコンパクトなので、このように金網にひっかけて固定することが可能です。
観戦している方にもあまり邪魔になりませんのでお勧めです。
バックネット裏のカメラの設置方法②(一脚使用)
バックネット裏の金網が無かったり、簡易的な網だったりすぐ場合、写真のように一脚を使用して設置することも可能です。
三脚とは違い独立しないため、紐で括り付けています。
この方法で設置しても、コンパクトのため人の邪魔になることはありませんし、一脚を固定できるポールさえあれば設置できるためおすすめです。
バックネット裏からの映像例
このようにアクションカメラを使用するとダイヤモンド全体を映すことが可能です。
そのため、ボール以外の動き(誰がどこにカバーに入っていたか?)などのが確認できるので、あとから間違った動きをしていなかったか?など反省をするにも非常に有効な撮影手段です。
試合を1試合丸ごと流しっぱなしで見るという視聴方法に向いています。
バックネット裏からの撮影はファールやパスボールなどの衝撃でカメラが動いてしまうことがあるので、しっかりと固定するのが大事です。
ベンチ横
ベンチ横は基本的に自チームの応援団がいるスペースです。
そのため、場所を確保することは容易で、カメラの設置や場所取りに困ることはありません。
ベンチ横のカメラ設置方法
ベンチ横からはスマートフォンのカメラで手持ちで撮影することをおすすめしています。
画角としては、ピッチャーとキャッチャーを画面いっぱいに入れるようにして、打ったり牽制した場合に手動でボールを追いかけて撮影するという方法が良いです。
ベンチ横からの撮影例
横からの動画の場合、ピッチャーの球速が分かりやすく、打った打球の速さも分かりやすいため臨場感のある映像を撮影できます。
また、スマホの場合は連続撮影に向いていないため、動画のように1打席1打席動画を区切って撮影するのが良いでしょう。
そうすることによって、お子さんの活躍した打席や投球のみで動画が区切られるため、家族や友人などへの共有が容易な動画になります。
ただし、撮影者が一試合丸々撮影係として付きっきりになる必要があるので注意が必要です。
人が足りないとベンチ横からの動画は撮影できないことが多いです。
センター後方
センター後方は球場によってどのようになっているかは様々です。
野球の専用球場だと、フェンスやネットが設けられているためその後ろに設置することができると思います。人もあまりいることは少ないため、設置場所に困ることはないでしょう。
しかし、小学校や野球場が2面くっついているようなところでは、設置する場所がない可能性もあります。
センター後方カメラの設置方法
こちらは通常の三脚を使って撮影していきます。
一部金網などがある場合は、三脚の前の足を一段階短くして、金網に密着させて撮影する方法もあります。
金網が邪魔にならないように工夫して撮影してください。
センター後方からの撮影例
センター後方からの撮影では、テレビ中継の時のような映像が残せます。
ピッチャーとキャッチャーの動き、バッターのスイングした場所などがよくわかり、バッテリーやバッターをチェックするには非常に最適な撮影方法です。
ビデオカメラも試合前にスイッチを入れてしまえば試合終了まで放っておくことができるので手間がかかりません。
ただし、ズームで撮影しているため、バッターが打った場合画面からボールが見切れてしまうのでランナーや守備がどのように動いたか?ということは全くわかりません
ピッチャーをやっているお子さんはこの角度の撮影は非常におススメです。
まとめ
やはり子供たちの活躍をもう一度見たい!何度も見たいということは皆さん思うことだと思います
また、ホームランなどは様々な角度から何度でも見たいと思うものです。
そのために撮影に必要なカメラと撮影方法について記載しました。
カメラは3種類(ビデオカメラ、アクションカメラ、スマートフォン)、撮影場所はバックネット裏、ベンチ横、センター後方になります。
本来は3カ所すべて設置してすべて撮影をしたいところですが、人員やカメラ台数も限られていると思いますので、チーム事情に合った撮影場所を検討していただければと思います。
ただ、私の経験から2カ所以上での撮影をおすすめします。なぜなら、RECボタンの押し忘れ、バッテリー切れ、不意な事態によるカメラの撮影方向の意図しない移動などがあるからです。
是非綺麗に撮影をして、皆さんで楽しんでもらえればと思います。
アクションカメラが気になった方は、下記の記事におすすめアクションカメラをレビューしています。参考にしてください。
>>少年野球の撮影に最適なおすすめアクションカメラ【XTU MAX PRO】
撮影以外の母親の役割、コーチの役割は下記の記事にまとめていますので参考にしてください。
>>少年野球チーム(スポ少)に入った時の親の負担を徹底解説【母のお当番、父のコーチ】