パパ、ママ、ぼく友達と一緒に小学校のチームで野球やりたい!
スポ少ってお当番とかすごく大変って聞くしどうしよう。。。
コーチって絶対しなくちゃいけないのかな。。。
お子さんから野球をやりたい!と言われたら、『やらせてあげたいけど、お当番とか大変って聞くしどうしよう』っと思ったことはありませんか?
実は、チームにもよりますがお当番などの担当は大体ルーティンが決まっているので、流れが分かればそこまで負担と感じない人も多いと思います。
なぜなら、全日本野球連盟の調査によると2020年時点で小中学生の野球人口は約41万人となってます。これだけ野球をやっている方が全員負担に思っているわけではないと思います。仮に負担があったとしても、それを超えるメリットなどがなけれあば絶対に長続きしません。
私自身小学2年生から野球を始め6年生まで続け、現在、息子が少年野球チームに所属しています。さらには、私は少年野球チームのコーチもしています。
この記事では、母親、父親が少年野球でチームに入った場合の負担を徹底解説します。
この記事を読むと少年野球チームでの親の負担が分かり、子供を少年野球チームに入れる判断ができるようになると思います。
■結論
ボランティアで成り立っている団体のため、親の負担はある程度ある。
母親の負担は月1~2回のお当番、その他年間通しての役割(担当)がある。
父親の負担はコーチをしなければ負担なし、コーチをすれば負担はある。
土日は基本的に練習あり。
少年野球チームでの母親の負担
まずは、母親が主に担当する役割を紹介します。
当番
このお当番というのが、一番気になるものだと思います。
お当番が主にすることは下記の通りです。
- 子供のお茶がなくなった時の補充
- 子供が怪我した時の対処
- 塩分チャージなどの配布(夏場のみ)
- 使った道具や施設の消毒(コロナ禍の場合)
- 練習試合などで相手チームへのお土産の購入
このように主に子供のフォローが基本となると思います。
ただし、古い体質の野球チームだと下記の役割があることもあります。
- 監督(コーチ)へお茶を入れる
- 監督(コーチ)の弁当の手配
最近はこのような監督コーチ向けに当番が世話をするというのはかなり減ってきたと思いますが、一部そのようなチームもあります。ここは体験会などで事前に確認しておく必要があると思います。
子供たちの世話だけであれば、苦にならないという親は多いのではないでしょうか?
当番の頻度は、月に1~2回ぐらいです。(1チーム10名~15名ぐらいは大体いるので2名ずつの当番が付くとしても月1~2回が平均的です。)
チームの役割(担当)
ここはチームのよってかなり変わってくると思いますが、参考にしていただければと思います。
チームの役割とは、当番と違って年間を通じて担当するものです。
例えば下記のような役割があります。
- お世話係(お母さん方の当番シフトをはじめとする全体のとりまとめ役)
- 会計係
- 体験会係
- グラウンド確保係
- 合宿係
- 石灰係
- アナウンス係
部員の人数などからそれぞれ兼任になるときもありますが、年間を通して担当します。
簡単な役割から、かなり負担になる役割まで様々です。
基本的に1月の年度切り替わり時期に決めますので、途中からチームに入った場合は次年度から担当する可能性が高いです。
また、所属歴が浅い人には簡単な役割が回ってくることが多いと思います。
少年野球の年度切り替わりは1月です。
送迎
小学校での練習であれば子供が自分で通えますが、近くの公園での練習、近隣の学校での試合を行う時に送迎が必要になります。
特に低学年の場合、一人で自転車に乗れないため練習や試合に行くのに送迎が必須です。
高学年になると、1人で自転車に乗れるようになるため、チーム全員で学校から目的地まで連なって自転車で移動するようになります。その場合、送迎の必要がなくなります。
僕の学校だと4年生になると交通安全教室があって一人で自転車に乗れるようになるよ。
一方、試合で遠征に行くようになると、車移動が増えてきます。
その場合、車を持つ家庭は車出しの協力を依頼されることになると思います。そうすると、週末チームメイトを乗せて遠征先に行き、1日付き添わないといけなくなる可能性があります。
送迎は母親ではなく、父親(コーチ)でも問題ないので、そこは家庭で話合えばよいと思います。
スコア
スコアとは、試合の記録をつけることです。野球のルールを理解して書き方も覚える必要があるので、勉強する必要があります。
ここはチームによって母親が担当するか、コーチが担当するか分かれるところかと思います。
練習試合や公式戦のたびにスコアをつける必要があります。
スコアが書けるお母さんが多ければ、特にそのお母さんに任せればよいですが、書けるお母さんが少ないと新たに勉強する必要が出てきます。
野球のルールをよく知らないお母さんも多いと多いと思いますので、ここは少し負担に感じることもあるかもしれません。
入団して2年経ちますがまだスコア書けません。。。
少年野球チームでの父親の負担
父親の負担はコーチをするかしないかと180度変わってきます。
野球経験者でなくてもコーチをしているお父さんは沢山います。コーチというか野球のお手伝いをする感じですね。
野球経験も小学校までだし、土日もつぶれるし最初はやる気なかったですが、やり始めたらハマりました。。。
コーチをしない
コーチをしない場合は特に負担はありません。
送迎や試合の見学など、自分の好きな時に行けば良いだけです。母親の当番は必須ですが、父親の手伝いは必須ではありません。
コーチをする
コーチをする場合、様々なことがあります。
ここに記載しているもの以外も細かいことは多いですが、主なものを記載します。
練習の手伝い
ここがメインになってきます。
少年野球の場合はキャッチボールもままならないような状況ですので、中学生、高校生のようにチームメイト同士だけで練習するということは不可能です。
そのため、コーチが一緒になって練習に参加してサポートをすることが必須です。
キャッチボール、ノッカー、ノックの時の守備の動きのフォロー、カバー、バッティング練習時のトス上げ、バッティングピッチャー、ボール拾いなどです。
また、練習の手伝いだけでなく、礼儀、作法など野球を通じた人間教育というところのフォローも必要となってきます。
ぼくのチームでは14人の同級生のうち、7人のお父さんがコーチをしてくれているよ。
審判
練習試合の時などに審判の手伝いをすることもあります。
基本的に公式戦では審判が派遣されてくるため、コーチが審判をすることはありません。審判の手伝いをするのは主に練習試合の時です。
ホームゲーム(こちらが相手を招待した時)は縦審(主審と二塁審)、アウェイゲーム(相手から招待された時)では横審(一塁審と三塁審)を担当します。
正直な話、塁審(一塁審、二塁審、三塁審)はそこまで難しいことは無いです。(本格的な動きを学ぶとものすごく奥が深いですが、、、)
問題は主審です。主審はストライク、ボールの判定に加え、ゲームの進行、その他違反(ボーク、走塁妨害、守備妨害など)も判断しなければいけません。
これは一素人の野球親父にはかなり厳しいです。ただし、練習試合なのでそこまで厳密に裁く必要はないのです。紅白試合などから徐々に始めていけば何とか練習試合ぐらいであればできるようになると思います。
撮影
試合の記録を撮るために撮影することもコーチの仕事です(母親の場合もあり)。
自分たちの子供たちの活躍を記録するためのものです。撮影した動画を使って反省するもよし、活躍を楽しむもよし、様々な楽しみ方があります。
撮影方法は様々で、スマホで撮ったり、ビデオカメラで撮ったり、アクションカメラで撮ったりします。
また、撮影後はそのデータをチームに共有する必要がありますので、共有に少し手間がかかる可能性があります。
撮影については別記事で撮影方法を解説していますので気になる方は是非参考にしてください。
>>子供の活躍を綺麗に撮影したい!少年野球の撮影方法徹底解説【動画編】
私はガジェットが好きなので楽しく撮影をしています。撮影機材は個人持ちですがチームによるかもしれません。
その他役割(運営委員会、連盟、スポ少、審判部など)
コーチにはその他様々な役割があります。
チームを運営する委員会、公式戦を仕切る野球連盟の手伝い、スポーツ少年団の手伝い、公式戦の審判などです。
ここはチームや地域によって違ってくると思いますが、所属している団体があればそこの手伝いなどにコーチが駆り出されることがある可能性が高いです。
基本的にチームに所属するお父さんコーチの中で担当を決めていくことになります。
正直自分のチーム以外の手伝いはめんどくさいです。ここは割り切るしかないかと思います。
少年野球チームでの金銭的負担
つぎに金銭的負担です。
野球はやはりそれなりにお金がかかるスポーツです。
このパートでは金銭的な負担の詳細を説明します。
部費
地元の小学校の少年野球チームだとここは非常に安い金額です。
おおよそ1,500円~3,000円/月がほとんどだと思います。
他の習い事(水泳、英会話、塾など)と比べると非常に安いので、その分親に負担がかかるのは仕方ないのかもしれません。
野球道具
野球は道具が非常に多いスポーツです。
はじめのうちは、チームで貸してくれるチームが多いと思いますので、最初から全部そろえる必要はないですが、長く続けるなら購入したほうが良いと思います。
計算すると総額約50,000円前後かかります。
- グローブ(約3,000~15,000円程度)
- バッド(約5,000~40,000円程度)
- ヘルメット(約3,000~4,000円程度)
- シューズ(約5,000円程度)
- ユニフォームパンツ&ベルト(約2,000~3,000円程度)
- ソックス(約1,000円程度)
- アンダーウェア&練習着(約2,000円程度)
- 帽子(約4,000円程度)
- バッグ(約4,000~10,000円程度)
この中でも最初は貸与してくれるものもあります。
少年野球をはじめるのに必要な野球道具について下記リンクより詳しく説明していますので参考にしてください。
>>少年野球をはじめるのに必要な野球道具【買うべき道具を徹底解説】
少年野球チームでの時間的負担
最後に少年野球をはじめるとどのくらい時間の負担があるのか?という事をご説明します。
土日、祝日
少年野球は基本的に土曜日、日曜日、祝日に活動をします。
グラウンドの確保の状況にもよりますが丸1日活動ということも珍しくありません。
ただし、小学校のグラウンドは他の団体(サッカーなど)が使用するので毎日使える訳ではありません。
そのため、小学校のグラウンドが使える日は午前、午後練習。使えない日は近隣の公園内になる球場、河川敷などで数時間の練習ということが多いと思います。
活動のない週末、祝日は正月、お盆、GWなどぐらいで、そのほかは活動があると考えてよいと思います。
少年野球の活動内容を解説した記事もありますので気になる方はチェックしてみてください。
平日
基本的に平日の活動を行っているところは少ないですが、監督が自営業などの場合は平日学校が終わってから活動があるチームもあるようです。
また、朝練をするチームもあり、その場合は平日の朝学校が始まる前に1時間ほど練習を行います。
練習を欠席することは特に問題ないです。ただ、レギュラー当落選上の選手だとやはり練習に多く来ている方を優先される可能性は高いと思います。
まとめ
少年野球をはじめると、やはりそれなりに親が負担することは多くあります。
当番やコーチ他にも、金銭的負担も少なくありません。
この記事を読んで、『やっぱり少年野球をやらすのは辞めよう』と思ってしまった方も多いかもしれません。
しかし、ちょっと待ってください。少年野球をやることで得られるメリットはそれ以上にあります。
次の記事では少年野球をはじめることで得られるメリットを紹介します。
>>少年野球をはじめて良かったこと【子供と親、双方のメリットを徹底解説】
また、チームを選ぶことで少しでも負担を少なくすることもできます。
下記の記事ではチームの選び方の解説をしていますので参考にして下さい。
>>少年野球のチームの選び方【スポーツ少年団、リトルリーグ、ポルテ徹底比較】