少年野球のチームの選び方【スポーツ少年団、リトルリーグ、ポルテ徹底比較】

野球少年

パパ、ママ、ぼく野球やりたい!

ままみかん

野球やらせてあげたいけど、スポ少は大変って聞くし、他に野球ができるところないかしら?

野球おやじ

息子は飽き性だからすぐに辞めちゃわないかなー、、、

お子さんから『野球がやりたい!』と言われた時、スポ少って大変だからな、、、。』とか、『野球やらせても良いけど、本当に続くのかな?』など思ったことがありませんか?

少年野球は、地元の小学校のチームに入るしか習わせる方法がないと思っている人が多いと思いますが、実はそれ以外にも選択肢があるんです。

地元の小学校のチームは、スポーツ少年団(以下、スポ少)または軟式野球連盟に所属して活動しているチームになっており、野球を楽しむ子供のほとんどがこの団体に所属しているチームに入っています。

そのため、少年野球=スポ少(地元の小学校)というイメージが付いてしまっていると考えています。

私は、現在息子がスポ少所属のチームに入団しており、そのチームでコーチをしています。また、息子がスポ少所属のチームに入団する前は、後述するポルテに子供を入会させていました。

この記事では、野球をやるためには、どんな野球チームがあるのか?ということを紹介いたします。

この記事を読めば、お子さんをどのチームに入団させるかを判断できるようになります。

私のおススメとしては下記の通りです。
幼稚園~1、2年生までに入団:ポルテ
2年生~入団:スポ少、クラブチーム
高いレベルでプレイしたい方:ボーイズリーグ、リトルリーグ

目次

通っている小学校の野球チーム(スポ少またはクラブチーム)

一番最初に思いつくのは、お子さんが通っている小学校を本拠地とする少年野球チームだと思います。

このチームに入団するメリット、デメリットを解説します。

通っている小学校の野球チームに入るメリット

家から近い

基本的に練習の多くは小学校の校庭になるので、練習に参加するのに負担がありません。

いつも通学している学校なので、子供だけで行かせるのも安心です。

送迎する必要もないのは非常に大きなメリットです。

通っている学校の友達と一緒に野球ができる

チームに所属している選手のほとんどがその学校に通っているクラスメイトなので、非常にチームメイトと仲良くなれます。

必然的に野球以外にも普段から交流することが多くなりますので、絆が強くなります。

野球をやっているメンバー=学校の友達となることが多いです。

野球少年

ぼくは野球以外でも毎日のように野球の友達と遊んでるよ!

通っている学校の保護者との繋がりが持てる

学校生活を送っていると、色々と学校生活で聞きたいことが出てきます。

PTA、クラス役員、運動会、欠席した時の対応など、学校生活において相談したいことなど色々と出てきたときに、通っている小学校のチームに所属していると、ママ友に相談することが可能です。

幼稚園の時から知っている知り合いなどがいれば必要ないですが、転校してきたりママ友がいない人にとっては、野球チームで情報交換できることはメリットになります。

ままみかん

うちは1年生の冬に転校してきたから、誰一人知り合いがいなくて本当に助かっています。

費用が安い

チームの会費は大体1,000円~3,000円/月程度なので、他の習い事と比べて非常に安いです。

野球は道具に非常にお金がかかるスポーツなので、会費が安いのは家庭にとって非常にありがたいです。

>>少年野球をはじめるのに必要な野球道具【買うべき道具を徹底解説】

通っている小学校の野球チームに入るデメリット

チームが選べない

通う学校をメインに活動するチームに入るということなので、チームを選ぶことができません

お当番の負担が少ないチームが良い、選手を大事に育てる育成方針が良い、強いチームが良い、などそのようなものを選べず、そのチームに入らないといけないということなので、どのようなチームなのかわからないと、長く続けることができないかもしれません。

野球おやじ

たまたま私が入ったチームは保護者やチームメイトに恵まれましたが、色々と問題があるチームもあると聞きます。。。

辞めにくい

もし、チームと馬が合わず辞めたいと思ったときに、辞めにくいです。

というのも、チームメイトや保護者は同じ学校に通う人達なので、学校のその他の行事やPTAなどで嫌でも顔を合わすことになります。

辞めたからといって何があるわけではないと思いますが、少し顔が合わせづらくなることはあるかもしれません。

保護者の負担が比較的多い(お当番など)

メリットに費用が安いことを挙げましたが、反面その安い費用ではチームを運用することができないため、必然的に保護者の負担が増えてきます。

送迎、当番、コーチ、監督など、お母さん、お父さん問わずボランティアで運営しているチームがほとんどです。

チームにどのくらい関わるかは各家庭でまちまちですが、水泳教室のように子供を預けて終わり。ということは無く、少なからず何か負担があると考えておいた方が良いでしょう。

>>少年野球チームに入った時の家庭にかかる負担を徹底解説【スポ少編】

通っている小学校以外の野球チーム(スポ少またはクラブチーム)

実は通っている小学校以外のチームに所属している子供も増えてきました。

同じ地区の他の小学校だったり、市区町村を跨いで入団する場合もあります。

通っている小学校以外の野球チームメリット

チームが選べる

通っている小学校のチームとの大きな違いはご自身でチームを選べるというところです。

過去は違う通っている小学校のチーム以外に行くことはタブーとされている感じがありましたが、最近はそのようなことが無いため、強いチームや指導が良いチームに子供が集まるということが多くなってきたように感じます。

野球人口が減っている昨今、1つの小学校に1つのチームという運営が難しくなってきていると感じているため、ご自身でチームを選ぶ時代になってきているのかなとも感じます。

野球おやじ

隣の小学校は、昔から指導者がよくチームが強いという評判があり、他の地域の子供たちが集まってくるようです。

辞めやすい

もし、入団して子供が野球を辞めたくなっても、特に気にせず辞めれます。通っているよう学校のチームだと、学校行事で顔を合わすことがあるかもしれませんが、通っている学校以外のチームに所属していると、辞めた後の学校生活を考える必要はありません。

ただし、辞めて同じ市区町村の学校の少年野球チームに移籍するのは注意が必要です。

下記の記事のように移籍が事実上に解禁されたとはいえ、学校の転校以外の同じ市区町村内の学校に移籍するのはよく思わない保護者は少なからずいます。

特に野球がうまく影響力がある選手の移籍はかなり市区町村内で噂にもなりますので注意してください。

>>子どもたちが自由にプレーできる環境を…少年野球の「移籍」が事実上解禁に

野球おやじ

うちのチームの上級生にも、同地区のチームを移籍した選手がいて色々と問題になっていました。もし同地区の違うチームに移籍したい場合は慎重にした方がよいと思います。

費用が安い

ここは通っている小学校の野球チームに入る。のメリットと一緒です。

会費が大体1,000円~3,000円/月程度なので、他の習い事と比べて非常に安いです。

通っている小学校以外の野球チームデメリット

送迎が大変(の可能性がある)

ご自宅からどの程度遠くの小学校で活動する野球チームに入団するかによりますが、遠い学校の野球チームであればあるほど送迎が大変になります。

特に低学年の時は1人で自転車に乗れない可能性が高いため、絶対に保護者が送迎しないといけなくなります。

自分の通っている学校に野球友達がいない(または少ない)

当然、自分が通っている小学校で活動しているチームではないため、自分の通っている学校に野球友達がいない(または少ない)ことになります。

毎週野球を一緒にするため、野球の友達と非常に仲良くなる場合が多いため、通っている学校に野球友達がいないのは少し寂しいかもしれません

保護者の負担が比較的多い(お当番など)

こちらも通っている小学校の野球チームのデメリットと同様の理由になります。

メリットに費用が安いことを挙げましたが、反面その安い費用ではチームを運用することができないため、必然的に保護者の負担が増えてきます。

送迎、当番、コーチ、監督など、お母さん、お父さん問わずボランティアで運営しているチームがほとんどです。

チームにどのくらい関わるかは各家庭でまちまちですが、水泳教室のように子供を預けて終わり。ということは無く、少なからず何か負担があると考えておいた方が良いでしょう。

>>少年野球チームに入った時の家庭にかかる負担を徹底解説【スポ少編】

リトルリーグ、ボーイズリーグ

リトルリーグとボーイズリーグは厳密にいうと違いがありますが、上記の少年野球チームとの大きな違いは硬球を使用することです。

スポ少またはクラブチームは基本的に1つの小学校に1チームが存在します(減少傾向にあります)が、リトルリーグやボーイズリーグは各地域(または市町村)単位で1チーム程度のチーム数になります。

リトルリーグ、ボーイズリーグに入るメリット

チームを選べる

通っている小学校のチームとの大きな違いはこちらもご自身でチームを選べるというところです。

ただ、小学校で活動しているチームより圧倒的にチーム数が少ないため、かなりの広範囲での探さないと選べるチームが少ないかもしれません。(逆に地元にチームがあるとそのチームに入ることが必要になる可能性もあります。)

チームが選べることは、前述のとおり自分たちの家庭に合ったチームに入れるため大きなメリットとなります。

うまい子供が集まる傾向にある

基本的にほとんどの子供は通っている小学校のチームに入るところ、わざわざ硬式野球チームに入るため、野球に対して意識が高く、親も非常に協力的な家庭が多いです。

そのため、必然的に小さいころから野球に親しんでおり、親が子供を指導している場合も多いため、野球がうまい子供が集まる傾向にあります。

レベルの高いところに野球がしたいという人には良いかもしれません。

野球少年

ぼくの学校でもボーイズリーグに入っている友達がハンドボール投げで一番遠くまで飛ばしていたよ。

早いうちに硬式球に慣れることができる。

野球を続け、甲子園に出たい、プロ野球選手になりたいと思っているのであれば、早めに硬式球に慣れることが重要です。

多くのプロ野球選手がボーイズリーグ、リトルリーグに所属していたことからも、早めに硬式球に慣れることが中学高校で硬式野球をすることが前提であれば大きなメリットとなると思います。

辞めやすい、軟式に移籍しやすい

こちらも前述したとおり、入団して子供が野球を辞めたくなっても、特に気にせず辞めれます通っているよう学校のチームだと、学校行事で顔を合わすことがあるかもしれませんが、硬式のチームに所属していると、辞めた後の学校生活を考える必要はありません。

また、硬式のチームから軟式のチームへの移籍問題に関しても全く気にすることはないと思います。

軟式のスポ少やクラブチームと硬式のボーイズリーグ、リトルリーグは接点がほとんどないので、移籍したところで誰に何を言われるということは無いです。

レギュラーになれない、環境が合わないということがあっても、いつでも軟式チームに移籍できるというのは大きなメリットだと思います。

野球おやじ

ボーイズリーグやリトルリーグから軟式に移籍する子は今まで見たことは無いですが、、、。

リトルリーグ、ボーイズリーグに入るデメリット

送迎が厳しい

ボーイズリーグ、リトルリーグは市区町村に1チームあるかないか?というところなので、練習場などが遠いことがほとんどかと思います

基本的に車で移動することが必要だったりするので、子供が一人で練習や試合に行くということができなければ、毎回保護者が送迎をする必要が出てきます。

子供を練習に送ってから帰ってこれるぐらいの距離ならまだ良いですが、更に遠いと練習中ずっと付き合って練習場にいる必要が出てくることもあります。

ケガなどのリスク

硬式球は子供用というものがなく、高校野球やプロ野球で使われるものと同じものが使われます。(軟式野球では、小学生はJ球という専用の大きさのものがあります。)

硬式球と軟式球では全くと言っていいほど硬さが違うため、当たると非常に痛いです。そのため、打球が当たったり、キャッチミスをしたりすることで、怪我のリスクが高くなります。

また、プロ野球と同じ大きさのものを使っているので、軟式のJ球と比べると大きく重たくなっています。特にピッチャーをする子供には肘や肩の負担が大きいと言われています。

そのため、投球数の制限や、ピッチャーをやった後にキャッチャーをしてはいけないなどのルールがあります。

野球おやじ

軟式野球でも幼年は5イニング制で60球の投球制限、少年は6イニング制で70球の投球制限があります。

道具の費用が高い

軟式と比べると道具が高いです。

グローブで例をあげると硬式用と軟式用では、同じランクのグローブでも約10,000円程度の差があります。(ミズノ グローバルエリート HSelection02+を参照)

その他にも硬式球は危険なため、各道具が頑丈に設計されていたりするので価格が高い傾向にあります。

ままみかん

硬式用のグローブは本当に高いです。練習相手の夫の分も買うと考えると家計に響きます。。。

練習できる場所が少ない

最近は軟式のボールでもNGな公園も多いですが、硬式が使える場所は圧倒的に少ないです。

グラウンドでも硬式球NGのグラウンドは多く、練習や試合する場所も非常に限られています。

会費がスポ少(クラブチーム)と比べると高い

軟式の少年野球チームではおおよそ1,500~3,000円/月程度の会費ですが、ボーイズリーグやリトルリーグでは5,000円前後のところが多いと思います。

試合できるグラウンドが遠かったりするので、バスを所有していたり遠征費などが入っているのが理由かと思います。

保護者の負担もチームによってはある(お当番など)

軟式の少年野球チームとあまり変わらず、チームによって大きな差があると思います。

基本的には選手のケガなどに対応したり、お茶を管理したりなど月に1~2回程度で対応する必要があると思います。

どこまでお当番が対応するかはチームによって違ってきますが、ここは硬式、軟式の違いはあまりないと思います。

ポルテ(ベースボールスクール)

ポルテは全国に展開をしているベースボールスクールです。

皆さんがお子さんに習わせている水泳や体操などと同じ感覚で考えていただければ問題ありません。

専門のスタッフが各スクールの担当を持ち、責任を持って指導をするという組織です。

野球少年

ぼくも幼稚園の年長から1年生までポルテに通ってたよ

ポルテに入るメリット

保護者の負担が一切ない

他の野球チームとの一番の違いはこの保護者の負担が一切ないというところです。

練習中の当番、チームの役割を担当すること、コーチをするなどは全くありません。

水泳教室や体操教室の感覚で野球を習わせられます。

ままみかん

本当に何もすることが無く、公園まで送っていくだけでした。野球している間は、よく買い物に行っていました

土日が野球でつぶれない

基本的に平日の夕方の活動、かつ1時間から1時間半の練習時間のため野球で土日が丸々つぶれるということもありません。

指導者がプロなので、優しく丁寧な指導が受けられる

ポルテで研修を受けたスタッフがコーチとして指導してくれるため、プロとしてしっかりした指導が受けられます。

小学校で活動する少年野球チームは指導の資格などが必要でないため、しっかり会社としてサポートをしてくれていることも安心感があります。

野球おやじ

現在入団している小学校の野球チームは、指導者のほとんどが野球を経験したことのない人です。7人のコーチの中、2名だけしか経験者がいません。

幼稚園からでも入会可能

前述した野球チームでは、基本的に小学校1年生から入団可能なことが多いですが、ポルテでは3歳から入会させることが可能です。

しっかりクラス分けを行っていますので、子供に合った環境で野球ができます。

野球少年

ぼくも5歳からポルテにはいったよ。最初は柔らかいボールだったので怖くなかったし、優しく教えてくれて楽しかった!

辞めやすい

当然、他の習い事と同様のため、辞めることも簡単です。

辞めてしまえば、他の保護者などとの関係などないため、水泳や体操教室の感覚で入退会可能です。

ポルテに入るデメリット

1週間に1回の指導しかない。

1週間に1回の指導しかないため、野球がうまくなりたいという子供には少々練習時間が足りないでしょう。

前述した野球チームだと、土日両日とも数時間程度の練習を行いますし、チームによっては平日の練習をするところもあります。

やればやるだけ上手になる時期ですので、野球がうまくなりたい子供には向かないかもしれません。

ままみかん

野球に親しむ、家でゲームばっかりやってるから何か運動をさせたい、という理由で習わせるには向いていると思います。

試合が少ない。

年に数回、ポルテ主催の大会があるため、そこで試合を行うことになります。

スポ少や軟式野球連盟などに加盟はしていないため、対外試合はないです。

対外試合で自分の実力を試したいっと思った場合、物足りないかもしれません。

野球おやじ

年に1回?合宿というものがあって、別の地域のスクールの人と合同で合宿をします。その中で試合もやるようです。

費用が高い。

入会費(8,300円)に加え、年会費(8,080円)、月謝(8,290円)などがかかります。
※ポルテHPから転載(2022年8月現在)

また、その他にユニフォーム代、大会参加費等もかかります。

プロの指導者が教えてくれ、保護者の負担も全くない野球教室のため、前述した野球チームと比較するというよりか、水泳や体操教室と比較するのが妥当かと思います。

ポルテについて詳しく書いた記事がありますので、ご興味のある方はぜひ読んでみて下さい。

>>【口コミあり】評判の野球スクール“ポルテ”がおすすめな理由(実体験レビュー)

まとめ

イメージとして自分の通っている小学校の野球チームにしか入れないものだと思っている方が多かった思いますが、近年選択肢が増えていると感じています。

少年野球はお当番が大変。家庭の負担が多い。などのイメージが大きいと思います。

せっかく子供が野球をやりたいと言っても、親が消極的で野球をやれない家庭も少なくないと思います。

私は、息子が野球をしてくれて本当に良かったと感じているので、そんな家庭を少しでもなくしたく思っています。

この記事を読んで野球に取り組んでくれる家庭が少しでも多くなることを願っています。

具体的に野球をはじめて良かったこと、負担にかかることをまとめた記事を書いていますので、気になる方は是非読んでいただければと思います。

>>少年野球をはじめて良かったこと【子供と親、双方のメリットを徹底解説】

>>少年野球チームに入った時の家庭にかかる負担を徹底解説【スポ少編】

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次